食品業界の「増量・巨大化セール」を裏で支える物流・倉庫の力 | 株式会社日新

店頭に掲示されたお得な増量キャンペーンの告知ポスター

昨今、食品の値上げが続いています。そのため、消費者の節約志向が高まっています。そんな中、食品業界で新たな動きが見られます。それは、価格を据え置いたまま内容量を増やす取り組みです。さらに、インパクトのある巨大サイズを提供するキャンペーンも増えました。

小売各社で大規模セールが白熱!

キャンペーン商品が豊富に並ぶコンビニエンスストアの陳列棚

実際に、大手コンビニエンスストアを中心に大規模なキャンペーンが展開されています。そして、大きな話題を呼んでいます。

  • ローソン:「超ハッピーすぎ!チャレンジ」
    具体的には、6月2日から「合わせすぎチャレンジ」などが実施されています。また、6月3日の「ローソンの日」に合わせた企画も登場しました。たとえば、価格を据え置いたまま「ソース焼そば」を約63%増量しています。このように、計50品を幅広く展開中です。
  • ファミリーマート:「巨大オールスター祭」
    一方、同じく6月2日から「巨大オールスター祭」を開催している企業もあります。ここでは、欲望を解き放つビッグサイズが集結しました。好きなものを好きなだけ食べたいという「ギルティ消費」のニーズに応えています。結果として、「でか~いコーヒーゼリー」など全14種をラインアップしました。
  • セブン-イレブン:「感謝盛り」
    さらに、人気商品を値段そのままで50%以上増量する「感謝盛り」も実施されています。第2弾のラインナップには、「つゆまで旨い 牛丼」などが含まれます。くわえて、「かじるニューヨークチーズケーキ」といったスイーツも対象です。つまり、主食からスイーツまでバリエーション豊富に展開しています。

なぜ「安売り」ではなく「増量・巨大化」なのか?

これだけ物価やコストが上がっています。それにもかかわらず、なぜ企業は「値引き」ではなく「増量」を行うのでしょうか。

視覚的な「お得感」の訴求

第一に、消費者にとって「お得感」が視覚的にわかりやすいからです。そのため、購買意欲を直接刺激できる点が挙げられます。実際に、陳列棚に並んだ際のインパクトは絶大です。

ブランド価値の維持

第二に、あえて価格を下げないことでブランド価値の低下を防ぐ狙いがあります。もし「安売り」をしてしまうと、元の価格に戻しにくくなります。しかし、「期間限定の増量」であれば問題ありません。なぜなら、期間終了後にスムーズに通常価格へ戻すことができるからです。

さらに、キャンペーンによって販売数が爆発的に伸びる効果もあります。すると、1個あたりの固定費(物流コストや人件費など)を吸収しやすくなります。したがって、現在の市況にマッチした高度な販促戦略だと言えます。

キャンペーンがもたらす「物流へのインパクト」

増量キャンペーンの人気で商品が売り切れとなった陳列棚の貼り紙

しかし、この増量・巨大化セールを成功させるためには注意点があります。それは、裏側にある「物流インフラ」が重要な鍵を握るということです。

販売数が一気に跳ね上がるということは、物量が急激に変動(波動)します。たとえば、「キャンペーン用の在庫を大量にどこへ保管するのか?」という問題が生じます。また、「急激な出荷増に対応できる輸送枠は確保できるのか?」といった課題も出てきます。したがって、これらに対し柔軟に対応できるサプライチェーンが不可欠となります。

🚚 食品物流のプロのひとことメモ

【キャンペーン時の「物量の波(波動)」を乗りこなす】

増量セールなどの特売プロモーション時は、通常時の何倍もの在庫を一時的に抱えることになります。そのため、一時的な保管場所の確保が必須です。日新では、急な在庫増にも対応できる「柔軟な倉庫保管スペース」を提供しています。さらに、出荷量に合わせた効率的な配送手配も可能です。このように、キャンペーンの成功を陰で支えるロジスティクス体制を整えています。

増量や巨大化を打ち出したセールは、消費者にも企業にもメリットのある強力な販促手法です。しかし、それを支えるのは強固な物流インフラです。キャンペーンを企画・実施される際は、ぜひ食品物流のプロフェッショナルにご相談ください。(専任Webライター)

💡 関連トピック

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現場のスタッフが執筆しています

当サイトのコラムは、日新の現役社員(通関士・輸送手配担当・営業担当など)が、日々の業務で培った経験をもとに自ら執筆しています。
文章のプロではありませんが、「物流のプロ」として、現場のリアルな空気感や専門知識を、等身大の言葉でお伝えできれば幸いです。