「４人に１人」
訪日客の増加と「ハラール」への注目
最近、街中で外国人観光客を見かける機会が増えてきていると思いませんか？
コロナ禍以前のような賑わいが戻ってきているようです。
実際、2023年11月の訪日外国人旅行者は約244万人でした。
前年の同月と比較すると、大幅に増加しています。
年間累計でも2,000万人を超え、回復基調が鮮明です。
さて、今回はタイトルの「４人に１人」についての話題です。
訪日客の増加に伴い、「ハラール」という言葉を耳にする機会も増えました。
街中やテレビなどで、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
💡 ハラール（Halal）とは
イスラム法によって「許されたもの」を意味します。食品は「ハラールフード」と呼ばれ、神に食べる事を許された食べ物です。
対して「禁止されるもの」は「ハラーム（Haram）」と呼ばれ、豚（エキス含む）やアルコール等が対象となります。
世界人口の「4人に1人」がイスラム教徒
日本でも「ハラールフード」の需要が急増しています。
世界的にみても、イスラム食品市場規模は巨大です。
2022年時点で約2兆2,213億ドルに達しており、今後も拡大が見込まれています。
その背景にあるのが、世界の宗教人口です。
総人口73億人のうち、イスラム教徒は約18億人（25％）を占めます。
これは、キリスト教徒に次いで二番目に多い数字です。
日本では700人に1人と言われるイスラム教徒。
しかし、世界で見ると4人に1人の割合となります。
これが、タイトルの答えです。
日本でも、ハラールへの理解は徐々に進んでいます。
特に、「ハラール和食」が注目されています。
精進料理など、動物性食材を使わない和食が人気を集めているのです。
今後、市場規模の拡大とともに、商取引はますます発展するでしょう。
海外現地法人でのハラール認証取得
当社では、海外現地法人にてハラール認証を取得しております。
具体的には、シンガポールとインドネシアの2社です。
倉庫保管業務に関する認証ですので、安心してお任せください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。（Ｓ.Ｕ.）
🚚 食品物流のプロのひとことメモ
ハラール物流には「厳格な区分管理」が求められます。
ハラール製品を扱う際、徹底すべきは「混載・混在の防止」です。
特に、豚肉やアルコール由来製品との接触は厳禁です。
原材料だけでなく、保管倉庫や輸送コンテナにも清浄性が求められます。
日新は、シンガポールやインドネシアに認証倉庫を保有しています。
現地の厳格な基準に則り、安心・安全な物流サービスを提供します。
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