「世界に届け!日本の食・食文化」

以前のコラムで米国での日本食人気に関して紹介させて頂きましたが、今回は世界における日本食の普及を輸出の観点から紹介させて頂きます。


2013年に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことや、現在はコロナで停滞しておりますがこの数年のインバウンド需要の高まりと相まって、世界中で日本食がブームとなっています。また、JETROが海外6都市の500人に実施した「好きな外国料理ランキング」では3位が中華料理、2位はイタリア料理、そしてなんと1位は日本料理だったという結果でした。

 

出典:JETRO「日本食品に対する海外消費者アンケート調査(2015年)好きな外国料理ランキング」よりhttps://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07001590/compare_6cities_rev.pdf

 

このように世界に広まる日本食ブームですが、日本では農林水産省が2030年に5兆円の輸出を目指して、大臣によるトップセールスやメディアを通じた情報発信、海外でのイベントの開催などにより更なる普及に取り組んでいます。日本国内に目を向けると、食品輸出ExpoやFoodexなどの展示会でも多数の企業が出展しており、世界各国から多数の来場がありました。また、元サッカー日本代表の中田英寿さんが日本酒を国内外に広める活動をしていることはご存知の方も多いのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

出典:農水省 aff(あふ)15年6月号「特集 日本の農林水産物・食品の輸出拡大に向けて」より
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1506/strategy_01.html

 
品目別に見ると日本から輸出されている食品は非常に多岐にわたり、日本食の代名詞とも言える刺身・寿司に代表される水産品はもちろん、国産ブランド和牛、野菜・果物などの生鮮品、鶏卵や加工食品、菓子、スイーツ、日本酒まで様々な商品が輸出されており、各国では多くの日系外食事業者や日系スーパーが出店を続けております。

最後に、海外での日本食需要の高まりと共に求められる、食品物流のサービスレベル向上に関しても触れたいと思います。
かつてはせっかくの美味しい日本食も適した輸送方法でなければ最高の状態を保つことが難しく、鮮度保持の問題や各国の輸入規制などの要因もあり「食品の輸送は難しい!」とされていた時代もありました。然しながら昨今は物流技術の発達により、世界各地に様々な「日本の美味しい」をお届けすることができるようになりました。
当社でも航空便での野菜・果物など生鮮品輸送、小ロット海上混載輸送(冷凍・冷蔵・常温)での各温度帯食品の輸送や鮮度保持梱包(開発中)など日本食輸送に適した多様な物流サービスを提供しております。皆様も「日本の美味しい」を世界に発信してみませんか? (E.T.)
 

 

 

 

 

 

←当社倉庫でのコンテナ積み込み作業    食品専用HPより↑