「在庫が合わない!」を防ぐ。食品物流のWMS(倉庫管理システム)と賞味期限管理の重要性
「棚卸しをしたら、帳簿と実在庫が数ケース合わない…」
「先に入荷した古い原料よりも、新しい原料が先に出荷されてしまった…」
実は、食品物流において、こうした在庫のズレや誤出荷は致命的な問題です。
賞味期限切れや製造ラインの停止、最悪の場合は回収事故につながるリスクがあるからです。
そこで、ミスを防ぐために不可欠なのが、WMS(Warehouse Management System:倉庫管理システム)です。
今回は、アナログ管理からの脱却と、日新が行っているBtoBならではの「厳格な品質管理」について解説します。
1. なぜ「在庫差異」は起きるのか?
まず、エクセル台帳や紙のリストに頼ったアナログ管理の問題点についてです。
この方法では、どうしてもヒューマンエラーが発生します。
具体的には、食品物流において以下の要因がミスを誘発します。
- 似たような外装:業務用原料はシンプルなクラフト袋が多くあります。そのため、目視だけでは「強力粉」と「薄力粉」などを見間違えやすくなります。
- 賞味期限の混在:同じ商品でも「賞味期限」が異なるロットが混在します。これが取り違えの原因になります。
- 入力のタイムラグ:「入庫したが入力を忘れていた」などの理由で、データと現物に時間差が生じます。
2. 食品物流の守護神「WMS」とは
しかし、WMSを導入すれば状況は変わります。
最大のメリットは、「モノ(現物)と情報(データ)の一致」です。
具体的には、入荷検品から保管、出荷までの全工程でバーコードを読み取ります。
そして、リアルタイムでシステムに登録します。
その結果、「誰が・いつ・何を・どこに置いたか」が正確に記録されます。
これにより、作業員の記憶やカンに頼らない管理が可能になります。
また、出荷時にもシステムがチェックを行います。
指示したロット以外はエラーで弾かれるため、誤出荷を物理的にブロックできます。
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3. BtoB特有の「リマーク品(破袋)」格付け管理
日新のお客様は食品メーカー様や加工工場様が多くいらっしゃいます。
そのため、BtoB(企業間取引)ならではの厳しい管理が求められます。
単なる「賞味期限管理」や「先入先出(FIFO)」は当然のことです。
さらに、私たちが特に注力しているのが、「リマーク品(ダメージ品)」の管理です。
これは、輸入流通過程で発生する外装ダメージなどを指します。
⚠️ ダメージの度合いを細かく分類
輸入時に発見された破袋(はたい)や汚れなどのダメージ品は、一括りに「不良品」とはしません。
具体的には、状態に応じて厳格にコード分類し、システム上で管理します。
- ● Slightly broken / Broken:中身への影響度合いによる分類
- ● Covertorn:外装(クラフト紙など)のみの破れ
- ● Vinyltorn:内袋(ビニール)まで達している破れ
では、なぜここまで細かく分けるのでしょうか。
理由は、ダメージの程度によって扱いが変わるからです。
例えば、「食品用」としては不可でも、「飼料用(動物の餌)」などへ転用・販売されるケースがあります。
しかし、もしビニールまで破れた(Vinyltorn)原料が、誤って食品製造ラインに投入されれば大事故になります。
だからこそ、日新では正常品とリマーク品をデータ上で明確に区別しています。
そして、絶対に誤出荷が起きないよう厳重な輸送手配を行っています。
4. 顧客に合わせた「専用Web照会システム」の構築
また、「在庫状況をリアルタイムで見たい」というニーズも増えています。
そこで、日新では単なるパッケージシステムの提供にとどまりません。
お客様ごとの業務フローを汲み取り、最適な専用のWeb在庫照会システムを構築・提供いたします。
- お客様システムとの連携:貴社の基幹システムとAPIやEDIで接続します。これにより、入出庫データの自動連携を実現します。
- カスタマイズ提案:必要な管理項目(ロット、産地、製造日など)に合わせた画面設計を行います。
「既存の倉庫システムに業務を合わせる」のではありません。
「貴社の業務にベストな仕組みを提案する」のです。
つまり、これが日新のシステム物流の強みなのです。
現場のスタッフが執筆しています
当サイトのコラムは、日新の現役社員(通関士・輸送手配担当・営業担当など)が、日々の業務で培った経験をもとに自ら執筆しています。
文章のプロではありませんが、「物流のプロ」として、現場のリアルな空気感や専門知識を、等身大の言葉でお伝えできれば幸いです。
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