「旬なフルーツ、アメリカンチェリー」

今が旬のアメリカンチェリーは、46年前(1978年・昭和53年)に条件付きで輸入が認められ、解禁日も設定されました。
当時の成田空港には、百貨店・スーパー等の解禁日初日の店頭販売に間に合わせるために、数百台の軽トラックによる長蛇の列ができ、その異様な風景は夕方のテレビのニュースで放送されておりました。
その後1992年の全面自由化を機に輸入量は急速に増加しましたが、近年は日本以外の諸外国からの需要も増え、日本の輸入量は下降気味です。
美味しさの秘密と品種

アメリカンチェリーの良さは、皮ごと食べられる点や食べ応えのある大きさだけでなく、最近の研究で病気予防に効果的な成分が多く含まれていることが分かったことも報告されております。
チェリーの成育には寒暖差が大きいほうが良いと言われており、ワシントン州の産地は冬が豪雪、夏は猛暑となり、コロンビア川からの涼しい風も品質によい影響があるかもしれませんね。
品種としてはBING種が主力ですが、ツラーレ種・ブルックス種・コーラル種・シェラン種・スイートハート種・クリスタリーナ種・レーニア種などたくさんの種類があり、新品種の輸入も年々増えていますので、食べ比べで自分好みのチェリー品種を発見するのも楽しみの一つかもしれません。熱中症対策の水分補給にチェリーはいかがですか?
🚚 食品物流のプロのひとことメモ
【鮮度が命!「航空輸送」と「植物検疫」】
傷みやすいチェリーを、採れたての鮮度のまま日本の店頭に並べるためには、産地から空港への迅速な輸送と、スピーディーな「航空フォワーディング」が欠かせません。
また、生鮮果実の輸入には厳しい「植物検疫」のクリアが必須です。日新は、チェリー解禁初年度よりグループで輸送に携わっており、全盛期にはチャーター機を手配した実績もございます。検疫から配送まで、鮮度を守るノウハウが凝縮されています。
まとめ

当社はチェリー解禁初年度よりグループで輸送に携わっており、現在も産地にスタッフを投入して注目し続けている商材です。
農産物輸送には半世紀近い実績があり、日本食材も多品目を諸外国へ輸送しておりますので、何かございましたらお気軽にお問い合わせください。(T.S.)
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