「日本の食文化を世界に広めませんか?」

カレーチェーンの現地メニュー

▲ カレーチェーンの現地メニュー

皆さんは、日本の食べ物といえば何を思い浮かべますか?
お寿司、うどん、そば、すき焼きなど、色々な選択肢があるでしょう。
しかし、私にとってはカレーが一番です!

子供の頃、給食ではカレーの日が楽しみでした。
大人になった今でも、色々なアレンジを楽しめる大好物です。

ところで、日本のカレーの歴史をご存知でしょうか?
実は、日本へカレーが伝わったのはインドからではありません。
この事実に、私も調べてみて驚きました。

18世紀、イギリスの植民地だったインドから、イギリスへカレーが伝わりました。
そして19世紀になると、イギリスでカレー粉が作られるようになったのです。

その後、明治時代にイギリスから日本に伝わりました。
大正時代には、現在のカレーライスに近いものが作られるようになったそうです。
戦後にはインスタント食品が進化し、カレールウが誕生しました。
80年代には給食メニューにもなり、国民食として定着していったのです。

世界で高まる日本式カレーの人気

日系スーパーもカレーの種類が豊富

▲ 日系スーパーもカレーの種類が豊富

国民食となった日本式カレーは、世界でも注目されています。
2022年の世界の伝統料理ランキングでは、本場インドを抜いて1位となりました。

さらに、農林水産省も注目しています。
輸出重点品目には、カレールウ(ソース混合調味料)が含まれています。
日本食の人気とともに、今後の伸びが期待されているのです。

実際に、この品目の輸出額は2012年から右肩上がりです。
2022年には、対前年比11.2%の増加となりました。
輸出相手国としては、アメリカ、台湾、香港が上位を占めています。

現地の熱気と輸出の課題

カレーチェーン店内

▲ 現地カレーチェーン店内の様子

日本の食品メーカーは、海外へも積極的に出荷しています。
当社も、そのお手伝いをさせていただいています。

例えば、米国の日系レストランにはカツカレーがあります。
また、日本のカレーチェーン店も現地で非常に人気です。
当社の駐在員によると、連日混雑しているとのことです。
今後もこのトレンドが続くことを、私自身も楽しみにしています。

しかし、食品の輸出には様々な課題があります。
特に原材料によっては、国による厳しい規制が存在します。
例えば、日本側で輸出検疫証明書を取得する必要がある場合などです。

当社は、世界24の国と地域に拠点を構えています。
日本から輸出先まで、一貫した食品物流サービスを提供可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。
一緒に、日本の食文化を世界に広めませんか?(C.K.)

🚚 食品物流のプロのひとことメモ

カレー輸出の最大の壁は「原材料(動物性エキス)」にあります。

日本のカレールウには、コクを出す成分が多く含まれています。
具体的には、「牛脂」「豚脂」「チキンエキス」などです。
実は、これらの動物由来成分は厳しい輸入規制の対象となります。
特に、アメリカやEUなどでは注意が必要です。

国によっては、輸出検疫証明書の取得が義務付けられます。
また、HACCP認定工場での製造が必要な場合もあります。
「この商品は送れるの?」と迷われた際は、ご相談ください。
成分表の確認から現地規制の調査まで、私たち日新がサポートします。

🌍 食品輸出に挑戦する方を応援します

日本の「味」を世界へ届けたい企業様へ

「自社のカレー製品を海外で販売したい」
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日新は、世界24の国と地域に広がるネットワークを持っています。
規制の調査から輸送まで、一貫してサポートいたします。