「エコライフ」
最近テレビをつければ、真夏日(30℃以上)、猛暑日(35℃以上)、熱中症という言葉が連日躍っています。この言葉を聞くだけで気が滅入りますが、そもそも地球温暖化の影響はどのようなものなのでしょうか。軽い気持ちで調べてみたのですが、かなり深刻でした。
南極の氷が溶け、海水面が上昇し水没の危機に瀕している国があります。このままの状態が続くと日本でも畑だけでなく住宅も水没する可能性があります。また、氷が溶けることで海面が太陽熱を吸収し、海水温の上昇、地球温暖化を加速させる可能性も指摘されています。
海水温の変化により漁場が北上し、これまで獲れていた魚が獲れなくなったり、逆にこれまで獲れなかった魚が獲れるようになったりしています。二酸化炭素は海にも吸収され、海洋の酸性化が進み、炭酸カルシウムが減り貝類や甲殻類の成長が妨げられています。
家畜も夏バテし、水ばかり飲み餌を食べなくなり栄養不足に陥っています。その結果、搾乳量減少、乳成分低下、卵に異変などが見られます。農作物は育つ前に枯れるなど育成不良が見られ、収穫減少および品質の低下が起きています。
新潟にある酒造メーカーでは品質が保てないと酒蔵を北海道へ移転した事例もあります。
ゲリラ豪雨などの異常気象も増えています。
生産者の方々は品種改良など様々な工夫をして頑張ってくださっているそうですが、短時間で解決できるものでもありません。このまま放置すれば2050年度にはさらに4℃気温が上昇するそうです。人は生きていけるのでしょうか。何とか現状を維持できないものでしょうか。
温暖化を遅らせるために一番大切なことは、一人一人が少しでも地球温暖化に意識を向けることだそうです。「誰かがやるから」では意味がないのです。
まずは簡単にできることから始めてみませんか?
例えば、使っていない家電のコンセントを抜く、エアコンの温度設定を見直す、シャワーや水を出しっぱなしにしない、マイバックやマイボトルを使用する、ゴミの減量、リサイクルをするなどです。無理をせず、できることから少しずつ増やし習慣化できれば、温暖化防止だけでなくお財布にも優しいと思います。
四季のある日本で美味しいものをいつまでもたくさん食べ、快適に過ごせるように私は地球に優しいエコライフを続けていきたいと思っています。(M.K.)