「世界をつなぐピザ」
「世界中で愛される料理」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
寿司、パスタ、ハンバーガー、カレー……その中に、ピザもきっと入っているのではないでしょうか。今回のコラムでは、どの国でも親しまれ、まさに「国境を越える味」ともいえるピザについてご紹介します。
シンプルな生地にソース、チーズ、そして無限のトッピングの組み合わせ。ピザは、誰でも・どこでも楽しめる要素を兼ね備えた、柔軟性の高い料理です。
ピザのルーツはイタリア・ナポリにあります。もともとは庶民のためのシンプルな食べ物で、平たいパンにトマトをのせて焼いただけの「お手軽ごはん」でした。
ピザが有名になったきっかけは、イタリア王妃マルゲリータの来訪です。彼女のために作られた、トマト、モッツァレラ、バジルを使ったピザは、イタリア国旗の色を表現しており、「マルゲリータ」として今でも世界中で愛されています。
その後、イタリアからアメリカに渡った移民たちによって、ピザはさらに広まりました。
ニューヨークでは、薄くて折りたたんで食べるスタイルが人気を集め、シカゴでは、厚くて中にチーズがぎっしり詰まったディープディッシュピザが誕生しました。
さらに、冷凍ピザや宅配ピザの登場により、ピザはいつでもどこでも楽しめる料理となり、1980年代には日本でも宅配ピザ文化が根付きました。
現在では、北海道から沖縄まで多くのピザチェーンが展開しており、日本独自のトッピング(カニエビ、照り焼きチキンなど)が人気を集めています。こうした「和風ピザ」の魅力は、まさにピザが持つ国境を越える特性を象徴しています。
また、ピザには人と人をつなげる力があります。
もちろん、忙しい日常の中で手軽に食事を済ませたいときにも選ばれる料理ですが、円形にカットされたピザを囲んで一緒に食べることで、自然と会話が生まれ、和やかな雰囲気が生まれるのも、大きな魅力の一つです。
そしてトッピングの自由さは、さまざまな好みや食文化に対応できる柔軟さを持っています。ベジタリアン、肉食派、グルテンフリーなど、異なる食のニーズにも応えられるため、誰でも楽しめる料理として親しまれています。こういった点から、国際イベントや留学生の集まりなどでよく登場するピザは、まさに“国際的な交流ツール”ともいえるでしょう。
こうしたピザの「共有性」と「柔軟性」が、さまざまな場面で人々をつなげているのです。
当社では、ピザ生地からチーズなどのトッピング、サイドメニューのアイテムまでピザ関連の食品輸送・保管を幅広く取り扱っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。(M.N.)