「残暑を乗り切る冷たいスープ」

スペインの冷たいスープ(イメージ)

近年、日本では厳しい暑さが続いています。
今年も猛暑となり、まだまだ残暑が続く日もあります。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

暑い時期には、食欲が減退してしまうこともあるでしょう。
しかし、そんな時こそしっかり栄養を摂りたいものです。
そこで今回は、暑い中でも食べたい冷たいスープをご紹介します。
舞台は、情熱の国・スペインです。

スペイン南部の冷製スープ「サルモレホ」とは

スペイン南部・アンダルシア地方の夏は酷暑で有名です。
気温は45度近くにも達することがあります。
スペインのスープと言えば、「ガスパチョ」が有名ではないでしょうか。

実は、現地にはもう一つ人気のスープがあります。
それが「サルモレホ」という冷たいスープです。
日本ではまだ馴染みがない名前かもしれません。
しかし、栄養価が高く、暑い夏でもすっと体に入る美味しいスープです。

🥣 サルモレホの作り方(イメージ)

材料はとてもシンプルです。

  • 完熟トマト
  • エキストラバージンオリーブオイル
  • パン
  • ニンニク

これらをミキサーにかけて冷やします。
仕上げにゆで卵生ハムを添えれば完成です。
生ハムの塩味がアクセントになる、濃厚で美味しいスープです。

調理イメージ

世界一の生産量を誇るスペインのオリーブ

新鮮なオリーブの実

スペインと言えば、オリーブの生産地として有名です。
その生産量は、なんと世界一を誇ります。
南部のアンダルシア地方には、広大なオリーブ畑が広がっています。
車窓から見えるその景色は、まるで無限に続くかのようです。

2022年の統計によると、1位はスペインで約394万トンでした。
2位のギリシャ(約304万トン)やイタリアを大きく引き離しています。

スペインは生産量だけでなく、品質の高さでも有名です。
また、価格もリーズナブルなのが特徴です。
その結果、オリーブオイルの生産・輸出量共に世界一となっています。

現地では、トマトやニンニクもよく生産されています。
スペイン南部の人々は、これらの身近な食材をうまく活用しました。
そして、厳しい暑さに負けないスープ「サルモレホ」を生み出したのです。

🚚 食品物流のプロのひとことメモ

「オリーブオイル」の輸入は温度管理が命です。

海外からオリーブオイルを輸入する際、注意すべきは「温度」です。
10℃を下回ると白濁・凍結してしまいます。
逆に高温になりすぎると、酸化が進んで風味が落ちてしまいます。

そのため、赤道直下を通る海上輸送などでは工夫が必要です。
日新では、定温コンテナ(リーファーコンテナ)を利用しています。
約15℃~20℃の適温を保つことが、美味しさを届ける秘訣です。

🌍 世界の食文化に興味がある方へのおすすめ


▶ 食を通じて世界を知る

海外の珍しい食材や、その土地ならではの食べ方を知ることは、物流のヒントにも繋がります。

日本でも、厳しい暑さが続くようになってきました。
「サルモレホ」は、日本にある食材で気軽に作ることができます。
暑い日にはぜひ、一度試してみてはいかがでしょうか。

弊社でも、オリーブオイルやニンニク等の輸入実績がございます。
輸入をお考えの方は、是非一度ご相談ください。(E.A.)

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