「防虫防鼠って何ですか?」
皆さんは「防虫防鼠」という言葉をご存じですか?
なかなか聞き慣れない言葉かもしれません。
これは「ぼうちゅうぼうそ」と読みます。
食品の製造工場や保管倉庫、スーパーなどでは欠かせない作業です。
文字通り、虫や鼠(ネズミ)を防ぐための対策や処置を指します。
具体的な作業は多岐にわたります。
例えば、平常時の施設内の定期点検や消毒。
さらに、万が一発生してしまった際の駆除トラップや薬剤の設置などです。
食品の大敵、侵入を阻止せよ
普段の生活では、虫は簡単に家の中に入り込みます。
また、繁華街の路地裏ではネズミも見かけるでしょう。
カブトムシなら子供に人気ですし、ハムスターは可愛いペットです。
しかし、食品を扱う現場では話が別です。
食品を狙う虫やネズミは、排除しなければならない外敵です。
そのため、施設への侵入を永久的に阻止し続けなければなりません。
具体的な対策とプロの技
まずは、施設内外を清潔に保つことが基本です。
さらに、効果的な予防策として様々なトラップを仕掛けます。
たとえば「フェロモントラップ」です。
これは虫が好む匂いで誘引する仕掛けです。
捕獲だけでなく、定期点検で異常をいち早く察知する役目もあります。
実際に異常が見つかった場合はどうするのでしょうか?
その際は、「薬剤散布」や「燻蒸(くんじょう)処理」を行います。
プロの作業では、孵化のタイミングも見逃しません。
卵の状態では薬剤が効きにくいため、徹底的に駆除するのです。
🚚 食品物流のプロのひとことメモ
【倉庫の品質は「モニタリング」で決まる】
食品倉庫において最も重要なこと。
それは、出てから駆除するのではなく、「出ない環境を作ること」です。
日新の倉庫では、外部からの侵入経路を徹底的に管理しています。
例えば、シャッターの隙間や排水溝などです。
また、定期的なトラップ調査のデータを分析し、問題が起きる前に対策を打ちます。
こうして、お客様の大切な商品を安全にお預かりしています。
まとめ
日本の食は世界一安全だと称されています。
その背景には、プロによる徹底した「防虫防鼠」への取り組みがあります。
今回の記事で、その重要性を感じていただけたなら幸いです。
今度お買い物に行かれた際は、少し意識してみてください。
ちょっとした隙間や物陰に、プロの取り組みが見つかるかもしれません。
当社は安心・安全を第一に、高品質な物流環境を提供してまいります。(S.I.)
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日新は、HACCPの考え方に基づいた厳格な衛生管理を行っています。
食の安全を、物流の現場から守り抜きます。
